------ 　傑作映画館　 ------

●　　あやしい彼女
　　　監　督　：水田　伸生
　　　出　演　：多部未華子、倍賞美津子、要潤、小林聡美、
　　　ジャンル：ドラマ（コメディ）
　　　2016年 　日本

　これも韓国原作、日本、中国、ベトナムでリメイクされたようです。
　これは、多部未華子主演の日本版！

注）以下、ネタバレだらけです！

【あらすじ】
　カツ（倍賞美津子）は、早くに主人を亡くし女手一つで娘の幸恵（小林聡美）を育てましたが、ずうずうしくおせっかいな性格が災いして、周りに疎まれています。
　ただ一人、幼馴染の次郎（志賀廣太郎）だけが彼女を理解し崇拝してくれるのでした。
　カツは、ある夜娘と口喧嘩をし偶然入った写真館で写真を撮ったら、20歳くらいの自分（多部未華子）に若返っているのです！
　カツは「大鳥（オードリー）節子」と名乗り人生をやり直す事にします。
　またちょっとした事から、出血すると年齢が元の老人に戻ってしまう事も分かります。

　孫のやっているバンドのボーカルとして歌っている所を音楽プロデューサーの小林（要潤）に認められるのですが、メジャーデビュー直前のステージに向かう孫が交通事故に会い輸血が必要になります。
　カツは、血液型が一致するのは自分だけである事を知っていて輸血を申し出ます。
　その頃には大鳥の正体に気付いていた次郎や幸恵に、戻ってしまうからと説得されますが、カツは「もう一つの人生があっても前と寸分たがわない人生を送るよ！」と言って手術室にはいるのです。

　後日、老人に戻ってしまったカツの前にイケメンがスクーターで現れます。
　それは同じ写真館を見つけた次郎だったのです。

【感想】　
　念のために言っておくと、わたしは多部未華子さんのファンですから。
　
　元だけのことはあって韓国版も良かったけど、ここは多部さん主演の日本版で。
　

要潤と多部未華子

　前半、ちょっとボケるかも知れないけど後半主題がはっきりしてきます。
　タイムマシンで過去に戻って、てのはあるけれど、時代は変わらず自分だけ若返るってのがいいですね〜！
　あたらしいかも！
　もう一度やり直せるとしても、結局は今までの人生を振り捨てる訳にはいかないんですかね？

　コメディだけだと思って見ていると、泣きますよ！


　　2019.08. 　　　................ 傑作映画館の目次ページへ